酩酊珈琲

夜行性絵描きの雑記帳。

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07

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吐露


人前で泣くなんて事はまずありえない。
怒るのも疲れるから好きじゃない。
その反動?

だとしたらあまりに なあ?




肋骨歪まされた時もそうだった、
今夜だって勿論。
〆切控えて少なからずカリカリしてる時は父親と関わらない方がいいんだ。

今だってほら
視界にその姿がちらついただけで虫唾が走って
ひとたび声が聞こえれば鼓膜を逆撫でされたかのように嫌悪感が迸る。

極端なんだ。
そうだろう?


泣くという行為が嫌いなんじゃなくて
感情を乱している有様をひとに見られるのが
たまらなく屈辱に思えてしまうんだろうな。 私は。


言い合いの末に泣きそうになった瞬間
涙を紛らわせようと 手近にある絵を爪を立てて掴んでしまう。

それは毎回必ず「手書き」の絵で、
いつか賞を貰った絵で、
ひととき学校の廊下に貼られていた絵で、

ああだから私は思い入れのある絵の原画をすきなひとにあげてしまうのだなと思った。

遠ざけようとしているんだね。

私の手の届くところに居なければ、
涙でぐしゃぐしゃに濡らされながらこまかく千切られることも
力いっぱい鋏を立てられることも
爪を立てて引き裂かれることもないもの ね。


破き始めた最初の30秒はただひたすらに涙の矛先を注いでいる。

1分経った頃には引き裂かれる絵柄が目に痛烈に焼き付くようになって、
ああもう自分はなにをやっているんだろうと悲しくなって
それでも破る手が止まらずに涙が溢れてくる。

そして少し落ち着いた数分後、
床に散らばったばらばらの絵の残骸を見てまた滅入るんだ。


ランタンも
ラムネ瓶も
林檎飴も
提灯も
古本も
カクテルも
進々堂の看板も
コーヒーマグも
緋鯉も、

信号機も
標識も
鹿角の男の子も
marumanスケッチブックも
KEEP OUTテープも
パレットも
電球も、

あんなにいとおしさを込めて描いたのにね。
画用紙が毛羽立ってひどく描き辛くても、
どうにかして命を吹き込んでやろうと懸命に筆を走らせたのにね。
W受賞した時のくすぐったい喜びだって忘れていないよ。

絵師として、
美術部の部長として、
自分の描いた絵をいとしく思う人間として
決してやってはならないことをしている自覚はある。


ごめんね。

ただ少し 疲れたんだ。
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獏

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